繁殖を卒業したスコティッシュフォールドの母猫ユキ。現在はキャットランドでのんびり暮らしている。

ネコ取扱説明書|猫の爪切りに、実はニッパーがおすすめです

猫の爪切りには、かかりつけの獣医師にすすめられた「プラモデル用ニッパー」を使っています。 専用爪切りより刃が細く、爪の位置が見やすいのがポイントで、今ではわが家の定番です。

最初は人間用から猫用へと試しましたが、どれも意外と使いづらく、しっくりきませんでした。

今では「プラモデル用ニッパー」に落ち着いています。ホームセンターの工具売り場や通販で手に入る、 「プラモデル用」や「精密ニッパー」と書かれたものがおすすめです。

猫の爪切りのコツ(姿勢編)

やり方としては、足を少し広げて体操座りをし、猫を足の間に座らせて同じ方向を向かせます。 猫の背中が自分の正面、下腹部あたりにくるように寄せるのがコツです。

この体勢だと、猫は後ろに逃げにくくなるので、比較的じっとしてくれることが多いです。

猫の爪切りのコツ(手順と気持ち編)

まずは前足から。

左手で猫の手を持って、指の根元を少し押すと、爪が「ピッ」と出てきます。

その爪を右手のニッパーで切ります。

自然と両手で猫の体に寄るような体勢になりますが、

このとき大切なのは、決して力で押さえつけようとしないことです。

「切らなきゃ」「早く終わらせたい」――その緊張は猫にも伝わります。 少し嫌がったら、なでて落ち着かせたり、別の場所に触れたりして、ゆっくり進めましょう。

しつこく粘るのではなく、じっくり付き合う。

今日は片手だけ切れた――それでも十分です。

後ろ足の場合

猫の向きはそのまま、後ろ足も似たような要領で進めます。

左足なら右手、右足なら左手で包むように支えると安定します。 こちらも嫌がることがありますが、無理せず、ゆっくり進めれば大丈夫です。

まとめ

爪切りでいちばん大事なのは、「手早く終わらせよう」と思わないこと。

焦らず、慣れず、猫の様子を見ながら丁寧に。

時間をかけることが、猫の信頼を保ったまま続けるコツです。